シアヌーク病院 研究部門/放射線科
技術スタッフ

◆研究部門
研究所のスタッフは2年間で10 名に増え、毎月要請される検査の75 %を行っています。
また検査だけでなく、現地スタッフに近代的な検査器具のトレーニングを行えたことは、大きな成果の一つです。
それによりシアヌーク病院は、医師や患者のニーズに応えると共に、カンボジアにおいて医療関係者にトレーニングを実施する研究所のリーダーとなりました。

◆放射線科
かなりの資源不足にもかかわらず、「放射線科」は、毎日35〜40名の患者のニーズに対応するため、高い水準を保って稼働しています。プース医師とヴァナリス医師、レントゲン技師のボブ・コリン、ソール、リースが、24 時間無休の業務を提供しています。
同病院が開設された当時に寄付された携帯用のレントゲン機器は、病棟内での使用向けに設計されているものですが、予想をはるかに超えるサービスを提供しています。スタッフは、化学溶液槽を器用に自作し、時間のかかる旧式ではあるが、レントゲン写真を現像する方法を開発しました。彼らの革新力と熟練された手法のおかげで、毎日、これ以外の方法ではレントゲン診断を受けることができない40名の患者に、その場で適切なレベルの医療サービスを提供することが可能になっているのです。

骨や腹部の詳細なレントゲンに必要な、カセットやテーブルといった設備は、現在はありません。色素テストやMRI 、CT スキャン、そして蛍光透視検査も、現在はまだできません。最新の自動機器の取り付けが待たれています。市内の電力が安定供給されれば、工事が可能となり、オーストラリアのAllRay 社から寄付された、放射線設備一式が設置される予定になっています。これはまた、自動式の暗室機器をも収容できるよう設計されています。

寄付・支援はこちら
topに戻る

(c)2010 ワールドメイト