ワールドメイト
どんなに貧しい人でも無料で治療が受けられる、カンボジアのシアヌーク病院 サイトマップ
寄付・支援方法
カンボジアの今
シアヌーク病院とは
活動内容と目的
建設ストーリー
組織と運営
マンスリーレポート
医療レポート
内科医療
外科医療
看護部門
放射線医療
薬局部門
HIVへの取り組み
医療図書館
活動報告

2003 12
マンスリーレポート
患者の物語 イ・ロスさん
患者の物語
イ・ロスさん
 プノンペンに娘と住む六十八歳のイ・ロスさんが、激しい胸部圧迫感と呼吸困難を訴えて来院したのは、深夜一時のことです。
 幸い二十四時間オープンしている救急治療室で、ただちに胸の痛みを和らげ血圧を下げる処置を施した結果、すみやかに症状は快方に向かいました。

 その後、超音波画像診断の結果、心臓への血流量が減少していることが判明し、内科病棟に入院となりました。イ・ロスさんは、以前に重症の心臓発作を起こしていたようです。
 しかし七日間の入院中に徹底した治療が行われた結果、めざましく病状が改善。狭心症と高血圧をコントロールする薬を処方され、無事退院、帰宅できたのでした。

 今後は、当病院の外来クリニックに通院することになります。
 自宅でキャンデイーを売るだけのわずかな収入で生活しているロスさんは、あの夜、この病院に来れなければ、死んでいたと思います。
 親戚がシアヌーク病院の存在を知らせてくれたことに、とても感謝しています。

次のレポート