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2005 9
マンスリーレポート
患者の物語 シアヌーク病院の遠隔医療プログラム
患者の物語

シアヌーク病院の遠隔医療プログラム

 プノンペンから遠く離れたラタナキリ県の人々にとって、良質の医療を受けるには、シアヌーク病院の遠隔医療プログラムを活用することしかありません。




 この患者さんは、仕事中に重さ500kgにもなる豆が詰まった袋が落下して、背中を直撃。ラタナキリ病院に搬送されたところ、脊椎骨折が判明しました。このようなケースでは、自宅療養で半年は働かないことを指示されるのが通常です。シアヌーク病院の内科医助手が、整形外科医の支援を得て、現地医師たちのために、超延伸身体支持具の製作方法を指導する教育ビデオを製作し、送付しました。


 ラタナキリ県の医師にとって、このような器具を作成したのは初めてのことだったそうです。フォローアップとして、彼らが製作した器具の写真をシアヌーク病院の医師あてに送付してもらいました。この器具を活用できるようになって、患者さんの回復は、圧倒的に速く良好になったそうです。

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