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看護部門
ヴェンナ看護婦、ヘング看護婦をトレーニングするローリー・フェルカー看護婦長
 1997 年、看護部門はカンボジア人看護婦が合計31 名になるまでに成長しました。1998 年には29 名のスタッフが加わったため現在の看護婦数は60 名に達し、2名の補佐と1 名の医療アシスタントと共に、緊急治療室および増加し続ける外科医療サービスのニーズに応えています。

  1998 年以降は、看護教育とトレーニングにさらに力を入れています。このチームの治療や気配り、プロ意識は、シアヌーク病院がカンボジアで高く評価され、たくさんの患者から喜びと感謝の言葉を寄せられている要因になっています。

経験豊富なスタッフ
 ローリー・フェルカーは、米国で培った15 年の経験を看護婦長という役割に活かしています。
彼女は緊急治療、内科、外科、小児科、手術室で外国人看護婦として働いた経験と能力を活かし、現場でトレーニングする機会があまりなかったカンボジア人の同僚のために休む暇なく働いています。


教育の必要性とその方針
 シアヌーク病院では、スタッフの知識を深めるために、独創的な指導テクニックが数多く取り入れられています。カンボジアの看護トレーニングにはさまざまなレベルがあり、正式な看護カリキュラムや資格取得の標準はありません。看護の原則および理論の基盤が弱いため、看護実務にはたくさんの矛盾が存在する結果となっています。


基本的なトレーニング
フェルカー看護婦長と看護婦チーム
 看護技術ではすべての局面において、患者の評価や絶え間ない気配り、 行き届いたケア、医師とのチームワークを大事にする必要があります。これらの要素がシアヌーク病院における看護教育の発達に貢献しているのです。

 非常時を想定した思考法は、カンボジア人看護スタッフにとって初めてのコンセプトばかりでしたが、行き届いたケアを提供する看護婦となるには必要不可欠でした。従って私たちの教育プログラムは、これらのニーズに見合うものにするため独創的に成らざるを得ませんでした。
 一般教養の講義やベッドサイドでの実地訓練の他、役割モデルを使ったシナリオなどが、看護婦や内科医が参加して開発されました。臨床患者のケースの再考やプレゼンテーションも、いかに看護理論を現実に応用するかを看護スタッフに教えるための手段として利用されています。
他国の臨床的な看護状況をビデオで見るプレゼンテーションは、世界の各地域で行われている看護実務の違いを認識することに役立っています。
 私たちにとって最大のニーズの1つは、カンボジア人スタッフの実地訓練を続けるために、指導役としての経験豊富な看護婦をさらに数人、当病院へ招くことです。


入院患者のケア
 内科病棟で必要な行き届いたケアを行うには、教育プログラムを充実させる必要があります。内科病棟の開設により、絶え間ない患者のケアや症状の変化の早期発見、重病患者に対するケアの難しさなどに対する問題も明らかになりました。

 薬理学、心臓病学、熱帯病、神経病学、ショック症状の早期発見、チーム団結の理論、時間の管理そしてその他のコンセプトが実施されています。コード・カートや模擬コード訓練の開発、先進的な心臓のライフサポート教育などが始められています。技術の授業は看護のすべての分野において矛盾のない看護を提供するよう開発され、ケアにおける看護の標準マニュアルの開発に応用されています


外科医療におけるケア
外科病棟でのヴェラニー看護婦
 1998 年、外科医療部門は教育プログラムに新しい挑戦を挑みました。 手術前および手術後のケアに対するトレーニング、感染症のコントロール、手術後の合併症の早期発見そして輸血の管理などが、外科医療部門の看護婦のカリキュラムに加えられています。さらに結束力があり、熟練の技術を持ったチームの開発が私たちの目標です。


リーダーシップの開発
 臨床および一般教養のトレーニングと共に、看護におけるリーダーシップのトレーニングを行う必要性があります。将来のリーダーを育成するためには、看護教育に大きな挑戦が残されています。病棟主任看護婦リーダーシップ・トレーニング・グループは現在9 名の看護婦で構成されています。このような集中的なリーダーシップ・トレーニングの成功を象徴するのが、1 名の熟練の看護婦が統括し、現在主にカンボジア人の病棟主任看護婦の指示下で活動している緊急/外来患者部門です。

 内科および外科病棟主任看護婦のためのリーダーシップ・トレーニングは、1998 年の初旬に始められました。現在これらのグループは各病棟からの5名のカンボジア人看護婦で構成されており、間もなく手術室でのリーダーシップ・グループの活動も始められます。


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